龍が如く 見参! レビュー

龍が如く 見参!をクリア。プレイ時間は22時間半。
★★★★★★★★☆
見参は、龍が如くの実質3作目であり、初のPS3作である。ただ、タイトルからもわかるとおり、3ではなくあくまで外伝的な位置づけになっており、登場人物も名前や見た目、性格はほとんど同じだが舞台が江戸時代になっているため、前作をやっていても新鮮な気持ちでプレイできる。
龍が如くといえば、日本製としては自由度が高めの箱庭型のゲームで、本作も祇園の街を中心に京都を自由に散策できる。また、恒例のサブストーリーも豊富で全部で100種類くらいあったはずで、やり込み要素も十分用意されている。
自分は途中までサブストーリーを網羅していたが、途中で面倒くさくなってメインのみをクリアした。龍が如くで毎回思うのだが、メインの出来はかなり良いのだが、サブは数だけが多く、ひたすらお使いを繰り返すだけなので、コンプリートしようという気が起きない。中にはムービーが入っていて力の入ったサブストーリーもあるのだが、それを探すのも一苦労。まぁ街を歩くごとに何らかのイベントを起こしたいのだろうが、個人的には数を絞って1つ1つの質を上げて欲しいところ。
メインストーリーは最初からかなり引きこまれて、自由行動ができるところまで一気にやってしまった。ただ、終盤の展開が不満。特にエンディングは投げ過ぎで、あの後どうなったかが全くわからないなんて・・・といった感じ。ヒロイン勢のその後など気になるところはきちんと描写して欲しかった。全体としては序盤だけなら素晴らしかったが、途中から、ん?となってしまい残念。
戦闘システムは今回武器の使用がメインとなるが、まぁ今までと左程変わらない。技の種類は豊富だが、結局2刀流が使いやすかったためそれ以外の技を使う機会が殆ど無かった。
不満点としては籠屋の位置が少ないことや、昼夜限定のイベントが有った場合、機会を改めなければならないこと、ザコ戦の報酬の少なさなど。まぁ一番大きいのはストーリーなんだけど。
というわけで総合的には良作。当然3もやるつもり。