龍が如く レビュー

先日買った龍が如くをクリアした。プレイ時間は13時間半。
★★★★★★★★
龍が如くは今やセガの看板タイトルと言ってよいシリーズで毎年一本新作が出ている。もうすぐ4が出るということで、それまでの作品をやってみた。
所謂箱庭系のゲームだが、洋ゲーにありがちなストーリーはほとんどオマケ、箱庭があるから自由に遊びなさいと言った感じのものではなく、このゲームの場合はむしろストーリーがメイン。ヤクザの闘争をメインに据えたものなので好き嫌いはあるだろうが、主人公がとにかくカッコ良く、話もかなり引き込まれるため、単にヤクザ嫌い、箱庭系嫌いでプレイしないのはもったいないと思う。
メインストーリーだけでなく、サブストーリーもかなり充実しており、飲食店でチンピラが因縁をつけているところを助けたり、美人局に引っ掛かったり、キャッチを倒したりと様々。他にもゲームセンターやバッティングセンター、キャバクラなどで遊ぶこともできる。自分はメインだけさっくりクリアしようと思っていたが、思いのほかサブストーリーの出来が良かったため、結局目に付いたものは全てクリアしてしまった。
戦闘は俯瞰視点でのアクションで、回復アイテムなどが持ち込めるため、大体ボタン連打でもある程度何とかなる。ただ、視点が悪いのと、敵に上手く軸が合わせづらいのはマイナス。特に視点はバトル中に敵がどこにいるのか分からなくなったりでかなりイライラした。また、町の移動中も頻繁に視点が切り替わるため、どの方向に向かっているのか混乱することがしばしば。これは改善してほしい。あとは、街を歩いているとザコに絡まれて戦闘になるのだが、この頻度が高く、道幅が狭ければ避けれない事も多いので何とかしてほしかった。(まぁ、絡まれにくくなるアイテムがあるにはあるが)この頻繁に絡まれることと、戦闘前の微妙に長いロードの組み合わせでミッション中なんかはすごくめんどくさかった。
とはいえ、ストーリーは上質で、アクションもそこそこ爽快。値段も安いので未プレイならばやって損はないゲームだろう。