エンドオブエタニティ レビュー

エンドオブエタニティをクリア。プレイ時間は46時間。
★★★★★★★★★
メインストーリーとサブミッションをオールクリア。闘技場はランク25くらい、隠しダンジョンはやっていない。
エンドオブエタニティトライエースの完全新作で、スクエニではなくセガから発売された。発売前はその溢れる厨2病テイストにどんな地雷ゲーかと思ったが、やってみるととても丁寧に作られた良ゲーだった。
そもそも自分はトライエースのファンで、結構その作品はプレイしていたため、インフィニットアンディスカバリースターオーシャン4の両方の出来には些かがっかりしていた。(インアンはクリア、SO4はディスク3で積み)が、今作の出来はPS時代を彷彿とさせる出来で個人的には大満足。
ストーリーは割とあっさりしており、各章の始めと終わりに数分ムービーが流れる程度で、箱のコントローラーの電源が落ちるほどムービーを見せられたSO4と同じ会社の作品とは思えないほど。だが、そのムービーは大多数がユーモアあふれる掛け合いで、見ていて全く飽きない。個人的には今作のムービーのノリは全体的に好きだった。(SO4はクドすぎる)
グラフィックはPS3としてはまぁまぁ。ただ、キャラの着せ替えが非常に豊富であり、その服装がムービーにきっちり反映されるのはとても良い。街もVPと同様の視点が固定されているタイプで、見せ方がうまい。
戦闘システムは独特でやってみなければ分かりにくいが、一度負けてもリトライで勝てる戦略性の深さは魅力。キャラを動かすタイミングや順番を変えるだけでボスにあっさり勝てたりする。ただ、最後までマシンガンで削る→ハンドガンで止めの流れが変わらないのは残念。次回作があるならショットガンなどほかの武器も追加してほしい。あと、一度体制が崩れると持ち直すのが非常に困難、というか不可能に近いのもマイナス。まぁリトライがあるからいいんだけど。
全体としては戦闘が面白く、ストーリー(というかキャラの掛け合い)も魅力、ロード時間もほとんど無く、難易度もそこそこと非常に高次元でまとまっている作品だと思った。最近のトライエースのゲームとは出来が全然違うので、これからもこのクオリティを維持していってほしい。