ファイナルファンタジー13 レビュー

FF13をクリア。プレイ時間は38時間半。
★★★★★★★★★
RPGの代名詞FFシリーズの新作。
レールプレイングと揶揄されるほどの一本道と、専門用語の多用、所謂RPG的なは存在せず、難易度もライトユーザーには厳しいレベル、と色々冒険が多いゲームだった。個人的にはテンプレ的なシステムのRPGは途中で飽きることが多いので、こういった新しいシステムのゲームは大歓迎。実際飽きずにクリアできたしね。
ストーリーは散々批判されていた通り大した話では無い上にファルシだのコクーンだのの用語のせいで難解さが増している。まぁ自分はあんまり気にしなかったけど、ストーリー重視でゲームをやってる人にとってはかなりマイナスだろう。
グラフィックは通常シーンはそこそこ、ムービーは綺麗という印象。今の時代だとそれほど珍しくないレベルだと思う。少なくともFF10の時ほどの感動は無い。
ロード時間は良好。インストールなしでこれはお見事。サウンドも良曲が多かったと思う。ただ、ほとんどがライトニングとセラのテーマのアレンジだったのが残念。アレンジ自体は嫌いじゃないけどメロディーが常に一緒というのは飽きる。
一番評価が分かれるシステム面だが、武器防具の概念がほとんど無いというのは個人的には気にならなかった。ただ、防具を廃止するならもう少しアクセサリーの種類を増やしてほしかったかな。一本道は個人的にはアリ。自分はダンジョンを無駄にウロウロするのが嫌いなので迷わない点では良かった。戦闘は基本的にやることがオプティマの変更だけなんだけど、メンバーやクラスの組み合わせだけでも膨大な組み合わせがあって戦略性が高く面白かった。クリアまでの段階ならメンバーの個性もきっちり出てるしね。
マイナス点はストーリーの陳腐さと11章冒頭の難易度。ストーリーは余りにもベタすぎて先が気になるとかそういうレベルでは無いし、もう少しまともなライターを引っ張ってきたほうが良かったんじゃないだろうか。11章冒頭の難易度はこれ以上書かないが、とりあえずヘカトンケイルの調整したやつはスクエニやめるべき。
全体でみるとクリアまで十分楽しめたし、ネットで言われてるほど悪いゲームでは無いと感じた。個人的にはEOE並みに楽しめたかな。